糖尿病患者さんを中心とした医科歯科連携
糖尿病は、2006年時点で、世界中に約一億七千万人の患者がいて、2030年までには倍増すると予測されています。わが国でも、2007年には約二千二百万人が糖尿病もしくは糖尿病予備軍と考えられています。糖尿病は、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全などの合併症を引き起こします。その影響で、糖尿病患者の平均寿命は、男性で約10年、女性で約13年短くなると言われています。
糖尿病の方は歯周病が悪化してしまい、歯科医院を受診したときには歯周病が進行して手遅れとなる傾向にあり、糖尿病の「第6の合併症」として日本糖尿病学会で認められました。一方、最近の研究では、歯周病の治療をすることで糖尿病が改善することも明らかとなって来ました。
そこで、「糖尿病患者さんに対して質の高い医療を提供する」ことを目的として、横浜市歯科医師会と横浜内科学会が連携して、地域でのチーム医療を始めることとなりました。
当医院の堀元は、この連携づくりの歯科医師会メンバーとし参加しています。当医院でも内科の先生との連携が始まります。