横浜市妊婦歯科健診

平成24年度10月より、「横浜市妊婦歯科健康診査」が始まりました。

母子健康手帳と共に配布されている「横浜市妊婦歯科健康診査受診券」の利用により、妊娠中に1回限り無料で歯科健診が受けられます。

実は、横浜市での妊婦歯科健診の導入にあたっては、横浜市歯科医師会の担当理事として、横浜市行政(副市長、こども青少年局長や担当課)の方々と2〜3年かけて協議を行い、横浜市の財政状況が厳しいなかでも、行政の方のご協力で、新たな事業を立ち上げることが出来ました。

行政の方から、他の健診の受診率と比べても、多くの方が受診されている健診事業とのことで、大変嬉しく思っています。

妊娠中は、お口の衛生状況が低下して歯周病やむし歯が進行しやすくなり、妊娠中の歯周病が早産・低体重児出産のリスクを高めることも言われています。

また、むし歯菌はお母さんの口から赤ちゃんへうつりますので、妊娠中のお口のケアは産まれてくる赤ちゃんのむし歯予防につながります。また、むし歯菌はお母さんの口から赤ちゃんへうつりますので、妊娠中のお口のケアは産まれてくる赤ちゃんのむし歯予防につながります。20120926_195690

●対象●

横浜市内に住民登録がある妊婦の方

●健診費用●

    無料

●受診方法●

 妊婦歯科健診と予約をしてください。

 予約時間は、できるだけ産科医療機関の診療時間内をお勧めします。

●健診内容●

  歯科医師が、視診により、むし歯の有無、歯石の有無、歯肉の炎症の有無等を診査し、健診結果に基づく歯科保健指導を行います。レントゲン検査は行いません。

   ※   健診の結果、治療が必要な場合は、医療保険による治療費がかかります。

 ●受診時の持ち物●

  ○ 妊婦歯科健康診査 受診券

  ○ 母子健康手帳

  ○ 産婦人科の診察券

堀元歯科医師 政令市歯科医師会協議会参加のため、休診とさせて頂きます

10月27日(土)は、政令指定都市歯科医師会協議会参加のため、休診とさせて頂きます。

口腔外科担当医のお知らせ

当院では、院長が在籍していました横浜市立大学医学部口腔外科より、口腔外科医が木曜日に派遣されています。

今年度は、矢谷歯科医師が担当しています。

矢谷先生は、大阪歯科大学を卒業後、横浜市立大学大学院医学研究科顎顔面口腔機能制御学講座に在籍しています。

口腔外科を中心に、一般歯科診療を担当してもらいます。

管理栄養士による食事指導

歯科医療の大きな役割は、「食育・食支援」と考えています。

子どもたちの歯並びや口腔機能発達は、離乳食から幼児食の食べ方が影響すると考えられています。また、口腔機能低下に伴う飲み込みの障害への嚥下(えんげ)食など栄養管理について「歯科医師」と「管理栄養士」との連携が重要と考えています。

そこで当医院では、管理栄養士による食事指導を開始しました。

調理のコツや、食べ方、生活習慣などの悩みについて一緒に解決策を考えてまいります。

 

全国的にもまだまだ始まったばかりの取組ですが、まずは、「子ども」と「がん治療をうける方」を対象にした無料個別相談をはじめましたので、お気軽にご相談下さい。

当院のグローブについて

読売のオンラインニュースに下記記事が掲載されました。
当院では、グローブ(手袋)、エプロン、うがい用コップは、もちろん使い捨てのものを使っています。 ワッテ(綿)、ガーゼ類も全て滅菌処理し、扱いは専用のピンセットを使用しています。

「YOMIURI ONLINE」
歯科医の手袋「患者ごと交換」52%…歯削る機器だけでなかった使い回し
7/3(月) 16:07配信
読売新聞東京本社医療部 渡辺理雄

「歯削る機器、半数使い回し」という記事をヨミドクターに掲載しました(https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170703-OYTET50012/)。

掲載した記事は短いので、補足して説明します。

歯を削るドリルを取り付ける「ハンドピース」と呼ばれる金属製の柄を患者ごとに交換しているかどうか、全国1000人の歯科医にアンケートで東北大学歯学部などの研究グループが尋ねたところ、回答した700人のうち、52%の歯科医は「患者ごとに交換している」と答えました。

その他の回答は、「感染症患者とわかった場合や、血液などが付いた場合などに交換する」が合わせて33%、「消毒液で拭く」が13%。驚いたことに「何もしない」という回答も1人(0.1%)いました。

言い換えると、47%の歯科医が、感染症患者だとわからなかったり、前の患者の治療で血が出なかったりしなければ、ハンドピースを交換せず、また歯科医によってはアルコールなどでハンドピースの表面を拭くだけで、次の患者の治療を行う、と回答したということです。

調査について元の資料をみたいという方は、厚生労働科学研究成果データベースにアクセスして、検索TOPから「歯科 院内感染」のキーワードで検索してみてください。

「歯科ユニット給水システム純水化装置の開発に関する研究」がトップに出ます。その報告書を一括ダウンロードすると、フォルダが開きます。上から4番目がアンケートの結果をまとめた資料です。

厚生労働科学研究成果データベース(http://mhlw-grants.niph.go.jp/)

アンケート結果は、ハンドピースの扱いだけでなく、歯科医の手袋やドリル(ポイント、バー)などの扱いもわかり、非常に興味深いです。

治療にあたり手袋を歯科医がはめて、治療が終われば患者ごとに交換するのは、当たり前のように患者は思っていますが、アンケートで「患者ごとに交換」は52%に過ぎません。

手袋を「全ての患者で使うが、患者ごとに交換していない」「患者によって使う場合もある」など、院内感染対策を考えると不適切な回答が47%。「手袋を使用しない」も1%(5人)いました。

■ドリルの歯「洗浄・滅菌」は64%

ドリルの歯であるポイント・バーといわれる部分の扱いを知ると、もっと驚きます。

このポイント・バーは、歯を削るという意味では、患者の体に接する所です。患者の治療が終わった後は、洗浄して唾液や血液などを落とし、さらに高温の蒸気が発生する装置に入れて、細菌やウイルスを100%なくす滅菌処理を取るよう学会の指針などで定められています。

このポイント・バーを指針通りに「洗浄・滅菌」しているとした回答は64%。残りは「(洗浄せず)滅菌のみ」「洗浄のみ」がそれぞれ3%、13%。「薬液消毒のみ」が20%という答えでした。

歯の神経を取る治療に使うリーマー・ファイルの扱いも、同じ傾向です。患者に使うのに当たり、使用後必ずしも洗浄・滅菌しているわけではないのです。

長年診療を行っている歯科医からすると、「洗っただけ」「消毒だけ」でも、これまで患者に感染などの問題が表面化したことがなく、何が悪いのか、ということなのだと思います。

しかし、院内感染対策の専門家は「洗浄・滅菌すれば細菌・ウイルスなどの感染の心配がないと科学的にいえますが、それ以外の方法は、感染の心配が絶対にないとは言い切れません。言い切れない以上は洗浄・滅菌するのが医療者として正解なのでは」として、指針通りの洗浄・滅菌をすすめています。

当院の器具類の滅菌について

読売のオンラインニュースに下記記事が掲載されました。

当院では、基本セット(ピンセット等)、外科器具等は1回限りの使い捨てのものを除き全て患者さん毎に滅菌処理して、安全な器具で診療しています。タービン等の切削器具、バー(ドリル類)も全て患者さん毎に滅菌処理しパックしています。
リーマー、ファイル類(根管治療器具)も同じです
上記以外でも可能なものは全て高圧蒸気滅菌、乾熱滅菌、薬液殺菌のいずれかを行っています。

「YOMIURI ONLINE yomiDr.」2017.7.3記事
『歯を削る医療機器、半数が使い回し 院内感染恐れ』
全国の歯科医療機関の半数近くが、歯を削る医療機器を患者ごとに交換せずに使い回している可能性があることが、2017年の厚生労働省研究班(代表=江草宏・東北大学歯学部教授)の調査でわかった。
使い回しが7割弱だった5年前の調査に比べて改善したものの、院内感染のリスクが根強く残る現状が浮き彫りになった。
調査は、ドリルを取り付ける「ハンドピース」と呼ばれる柄の部分の管理について尋ねたもの。治療時に口に入れるため唾液や血液が付着しやすく、使い回せば細菌やウイルスを次の患者に感染させるリスクがある。日本歯科医学会の指針は、患者ごとに機器を交換し、高温の蒸気発生装置で滅菌するよう定めている。
調査は日本歯科医師会の会員1000人に郵送で行い、17年2月までに700人から回答を得た。機器について「(全ての)患者ごとに交換」と答えたのは52%。5年前の12年調査(31%)から21ポイント増えた。
一方、指針に沿わずに「感染症患者とわかった場合」「血液が付いた場合など」に交換するとしたのは、それぞれ17%、16%。13%は滅菌せずに「消毒薬で拭く」と回答した。
厚生労働省歯科保健課は「改善傾向にあるが満足できる水準ではない。講習会などを通じ、院内感染対策の重要性を知ってもらう必要がある」と話している。